茨城県の奥座敷、大子町。
大子町といえば、日本三大名瀑の一つ「袋田の滝」がある街として知られています。
でも、大子町の魅力はそれだけではありません。関東有数の大自然に豊かな温泉、野趣あふれる地元ならではの食材など、様々なおすすめモノコトが盛りだくさん!
そんな茨城県大子町についてご紹介します。
大子町を代表する自然スポット「袋田の滝」
高さ120メートル、幅73メートルの大きさを誇る、袋田の滝。四段の岩壁を流れ落ちることから、「四度(よど)の滝」とも呼ばれているのだとか。
圧倒される大きさの岩壁を、白く美しい絹糸のような水が、静かに、時に激しく流れ落ちていく様は、まさに“大自然が作り出す美しさ”そのもの。古くは、平安時代の僧侶 西行法師がこの袋田の滝を見てその美しさを称えた歌を残しています。
遠く古の時代から今日に至るまで、多くの旅人の心を引きつけてきたと思うと、なんだかロマンを感じますね。
袋田の滝は、冬季に滝を流れる水が凍る「氷瀑」も有名ですが、四季折々、いつ訪れても様々な表情を見せてくれます。雪解け、新緑、紅葉、氷瀑…何度でも会いに来たくなるような場所です。
一度は見たい、氷瀑
大自然の傍らに涌き出でる豊かな温泉
大子町には、袋田温泉、月居温泉、大子温泉、浅川温泉、森林の温泉などからなる「奥久慈温泉郷」があります。
茨城県随一の温泉地である奥久慈温泉郷。周りを囲む美しい山々の景観と共に、湯浴みを楽しめます。
特に袋田温泉の美肌や筋肉痛、関節痛などにも良いとされる泉質は、古くは「百病を治す」と言われていたのだとか。ぜひその効果にあやかりたいものですね。
奥久慈温泉郷には、日帰り温泉ができる温泉施設も多数あります。気軽に湯巡りを楽しんでみてくださいね。
滋味深い味わいが魅力の地鶏「奥久慈しゃも」
「奥久慈しゃも」という名前を聞いたことはありますか?
大子町が誇る、全国国特種鶏(地鶏)味の品評会で第1位に選ばれたこともある、自慢の美味しいブランド地鶏です。
闘鶏用の品種で、気性の荒いしゃも。“しゃも=軍鶏”という字で表すことからもその力強さを感じます。でも、肉も卵も絶品。そこで、闘争心を抑えるよう改良を加え、誕生したのが「奥久慈しゃも」です。
その奥久慈しゃもは、一般的なニワトリ(ブロイラー種)を育てる期間の約3倍の月日をかけて、丁寧にのびのびと育てられています。
身の締まった脂肪分の少ない肉は、噛みごたえがあり、煮ても焼いても美味しくいただけます。
大子町では、しゃも鍋やしゃも丼、しゃもラーメンなど、様々な味わい方をご紹介。滋味深い美味しさの奥久慈しゃもを贅沢に食べ比べてみてはいかがでしょうか。
大子町には、袋田の滝の上流にある「生瀬の滝」や滝の裏側から滝見を楽しめる「月待の滝」、茨城県最高峰「八溝山」、快晴の日には山頂から富士山を望む「男体山」など、実は知る人ぞ知る豊かな自然の宝庫。また、貴重な「奥久慈りんご」のりんご狩りやキャンプなど、自然を活かした遊びもおすすめです。
首都圏から2時間余りで触れられる大自然を楽しんでみませんか?
大子町HP:http://www.town.daigo.ibaraki.jp/
記事/さとゆめ編集部