さとゆめ

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日本とブラジルをつなぐとともに、地域の仕事を実現する「さとゆめ 村上 裕美子」

日本とブラジルをつなぐとともに、地域の仕事を実現する「さとゆめ 村上 裕美子」

こんにちは。さとゆめ編集部です。

「ふるさとの夢をかたちに」をテーマに、日本全国で地方創生の伴走型コンサルティングをしている株式会社さとゆめ

今回ご紹介するのは、コンサルタント兼人事の村上さん。ブラジルとの関わりが深く、人材分野で経験を積んできた村上さんが、さとゆめで実現したいことをお聞きしました。

■興味と好奇心を携えてブラジルへに

村上さんのバックグラウンドをお聞かせください。

「私は大阪・豊中市の出身で、美大在学中にブラジルへ1年間インターンシップ留学しました。卒業後は印刷会社に就職。平たく言うと印刷のプロセス設計と品質管理のような仕事を4年ほど勤め、再びブラジルへ。サンパウロを拠点に、大学時代に行った、日本の青少年にブラジル企業でのインターンシップを提供する非営利法人で人材育成に従事しました。

仕事の傍ら夜間に現地大学院に通い、人材戦略マネジメント専攻を修了。約4年後に帰国し、海外経験者の転職サポートに強い人材紹介会社を経て、さとゆめに入社しました。」

ブラジルに興味を持ったのは、何かきっかけがあったのですか。

「特別な接点はありませんでした。ただ両親がよく海外へ行く仕事をしていましたので、小さい頃から海外は身近に感じていて、いつか留学したいとずっと思っていました。たまたま大学の掲示板でポスターを見つけ、ポルトガル語ができなくても良いとありましたし、面白そうだと思って参加したんです。興味と好奇心に背中を押された感じですね。」

サンパウロ勤務時代、留学生たちと

■さとゆめで、キャリアの幅を広げたい

転職エージェントからさとゆめに転職したのは、どのような理由ですか。

「ブラジルで人材領域のキャリアを積み、仕事でブラジルの日系社会に関わる中で、日本に戻るのであれば地域の仕事をしたいと思うようになりました。世界最大の日系社会があるブラジルには47都道府県すべての県人会があって、現在はもう日系3世、4世の時代ですが、自身のルーツがある地域をすごく大切に思っている人が多くいます。その人たちの故郷が人口減でどんどん衰退していってしまう現実があり、また海外から見た時に日本の魅力として語られるものはほとんど地方にある中で、自分の経験を活かしながら地域を活性化させる何かができないだろうかと。人材とブラジル、さらに地方創生の仕事がしたかったのですが、それを同時にできる会社が簡単に見つかるわけもなく、ひとまず大手の人材紹介会社で仕事をして、今の日本で働いている人のキャリアの価値観や労働市場に関する知見を身につけながら、時間をかけて探そうと。さとゆめを知ったのはその会社にいた3年目くらいの時です。」

さとゆめを選んだのは、なぜですか。

「さとゆめはある意味「なんでもやっていい会社」だと思っていて、人材×地方創生事業に関われるのと、ブラジルの仕事もできそうだからです。特定の地域にこだわっている会社ではないので、母親の出身地であり将来的に移住したい和歌山での仕事づくりもここで経験を積んだらできそうだな、と。美大を出ていることも含め、いままでやってきたことがすべて活かせるうえ、さらにキャリアの幅が広がると思いました。弊社代表の嶋田がそういう雰囲気をつくっているのでしょう。」

■自分にしかできないプランを実現

どのような仕事に携わっているのですか。

「今年度は佐賀県への移住プロモーション事業を担当し、Uターン・Iターンを推奨するイベントの開催などを行いました。また、いま長野を中心に行っている健康経営系のプログラムと同じようなものが、熊野古道や歩ける森、海がある和歌山県南部で展開できそうなので、企画しています。」

海が見える熊野古道

仕事のやりがいを教えてください。

「以前勤めていた印刷会社も人材紹介会社も社員が千〜数万人以上いる上場企業で、会社が大きいぶん一個人のやることは決まっているという感じでしたが、さとゆめは小規模かつ自由なので社員の裁量が大きく、やりたいことができるので、キャリア形成の観点で見てもかなり自由度が高く贅沢な環境です。地域の仕事は幅が広く、また課題が複雑で難易度が高いのですが、そうした仕事を全般的に任せてもらえることは大きなやりがいですね。」

今後どのようなことに挑戦していきたいですか。

「やりたいことが3つあって、1つは、都市圏にいながら地域の仕事がしたい、または移住をしたいという人の背中を押すキャリアサポート。2つ目は、前述したとおり、和歌山で仕事を作ること。そして3つ目は、ブラジルの日系社会または日本のブラジル人コミュニティに関わる仕事を作ること。ブラジルには日本をすごく大切に思っている人がたくさんいるので、日本とブラジルの橋渡しのような仕事がしたいと考えています。」

ブラジルと日本で培った人材キャリアを活かし、地域創生や和歌山への思いをさとゆめと共に実現していく村上さん。今後の行動力と活躍に注目したいと思います。

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記事/さとゆめ編集部