2016年3月、茨城県で初めて森林セラピー基地の認定を受けた、大子町。
大子町は、袋田の滝を筆頭に、山々に点在する滝や県内最高峰の八溝山、豊かな温泉など、都心から手の届く距離にある大自然が魅力です。
その自然が持つ癒しの力を森林セラピーに。
いま、動き始めた大子町の森林セラピーの取り組みを、さとゆめがお手伝いしています。
動き始めた大子町の森林セラピー
さとゆめのサポートの元、動き始めた大子町の森林セラピー。
数多くの地域の森林セラピー事業をサポートするさとゆめは、今回も様々な角度から大子町の森林の魅力を発信するお手伝いをしています。
さとゆめは、大子町の森林セラピーで、現在、以下のようなサポートをしています。
1.森林セラピー協議会の設立支援、運営
協議会の設立以前の全7回に及ぶ検討会に始まり、森林セラピー協議会の設立準備会、そして運営支援を続けています。
また、他地域への支援で培ってきたノウハウを活かし、事業計画の作成も行いました。
2.森林セラピー先進地への視察アレンジ
さとゆめが長年伴走を続ける日本の森林セラピー先進地 長野県信濃町への森林セラピー視察をアレンジしました。
3.森林セラピートレーナー育成講座の運営
座学と森林での実技演習を行うトレーナー養成講座の開講と運営をしています。
講師を、日本一の森林セラピー基地である長野県信濃町で実際にガイドをしているトレーナーが担うことで、実戦に近い育成をしています。
4.森林セラピーPRイベントの企画、開催
2018年1月26日に、森林再生、森林セラピーの先駆者であるC・W ニコル氏を招いたシンポジウム「森林せラピーシンポジウム〜アファンの森で発見した森の力〜」を開催しました。
森林の癒しの力やセラピーをすることで得られる様々な効果などをご紹介した、“森林セラピーのことをもっとよく知るためのシンポジウム”。今回は、400人ほどの町民が参加しました。
ニコル氏からのお話だけでなく、森林セラピー協議会や奥久慈里山の会、メンタルサポートステーションきらりのメンバーをパネラーに、トークセッション「大子でめざすこれからの森林セラピー」も行いました。
参加した大子町の人たちが、森林セラピーの本当の魅力に気づき、理解を深める一つのきっかけとなったことでしょう。
森林セラピーもまちづくりの一つ。住民参加型の取り組み
2019年11月に、信濃町の森林メディカルトレーナーを講師に、トレーナー養成講座が始まりました。述べ70名を超える人たちの参加となり、関心の高さが伺えます。
日本の森林セラピー先進地である信濃町で、実際に森林セラピーを案内しているトレーナーの生の声を聞き、森の中での行動を見て、自らが森林セラピーを体験することで、知識だけではない肌で感じる学びがあったのではないでしょうか。
古くから林業で栄え、今もなお根付いている、大子町。
森林セラピーにおいての森林整備の重要性も認識し、初期の段階から森林整備を担う方々も森林セラピーの取り組みに参加しています。自分たちの森を自分たちで守り、受け継ぐ。そんな熱い気持ちを感じます。
また、大子町は、補助金や手当など、充実した子育て支援を行うことでも知られています。森で子育てを楽しむ。そんな新しい子育て支援も近い将来に実現するかもしれませんね。
森林セラピーを、観光、子育て支援、そして町民のメンタルヘルスケアへ。町の中も外も、大子の森で繋がっていくようです。
住民全員が豊かになる取り組みに。
その想いを旗印に、さとゆめのサポートの元、町全体で森林セラピー事業を展開していきます。
現在は、森林セラピーコースの選定や整備、パンフレットの作成など、まだまだ準備段階。2019年度にモニターツアーを開催し、2020年度のグランドオープンを目指し、進めています。
大子の森林を癒しの場に。これから始まる大子町の森林セラピーが楽しみですね。
大子町森林セラピー協議会Facebookは、こちら
大子町HP:http://www.town.daigo.ibaraki.jp/
記事/さとゆめ編集部