さとゆめ

ふるさとの夢と想いを届けるウェブマガジン

地域のリアルな声をかたちに「さとゆめ 長谷川 恵一」

地域のリアルな声をかたちに「さとゆめ 長谷川 恵一」

こんにちは、さとゆめ編集部です。

「ふるさとの夢をかたちに」をテーマに、日本全国の地域で伴走型コンサルティングをしている株式会社さとゆめ。

今回は、クリエイティブディレクターとして活躍している、長谷川さんにお話をお聞きしました。

美術大学を卒業後渡豪、制作会社を経てフリーランスとして、数々の大手企業のサイト制作に携わっていた長谷川さん。どのようなきっかけで、さとゆめに入社されたのでしょうか。

地域のリアルな声を聞く仕事に面白さを感じて

さとゆめに入る前に所属していたNPOの一員として、さとゆめ立ち上げ前の嶋田さんに出会った長谷川さん。その後、さとゆめができた時に、会社のロゴや名刺を作ってほしいと依頼されたのが、さとゆめでの初めての仕事だそうです。

“里“という文字が躍動している印象的なさとゆめのロゴは、長谷川さんによるもの。知り合いからの依頼とはいえ、ちゃんとしたプレゼンをしたんですよ、とちょっとした秘話を教えていただきました。

「ロゴの制作を機に、業務委託で依頼していいか、と頼まれて様々な案件に携わるようになりました。

最初の案件は、熊本県宇土市という地域の冊子を作る仕事でした。現地を取材して、デザインやアートディレクションなど、全部やりました。」

その当時、さとゆめとは別にEコマースの事業に携わっていた長谷川さんは、もっと売れるものを作って、もっともっと利益を追求しよう、というような仕事をしていたのだとか。

「統計を取ったりして、売れるデザインのTシャツを作りましたが、オンラインショップで販売していたということもあり、僕はそのTシャツを実際に着ている人たちと会わないわけです。

でも、嶋田さんに依頼されていたさとゆめの仕事は、農家のおじいちゃんやおばあちゃんたちから普段の生活の中のリアルな声をいっぱい聞くんです。役場についてとか、作付け面積がどうだとか、農作物についてとか。

限られた予算の中で、実際に地域へ足を運んで、住んでいる人たちに会って取材をする。そういう仕事の方が、面白いと思ったんです。じゃあ、さとゆめに合流した方がいいかなと思ったのが入社のきっかけですね。」

EコマースでTシャツを販売することと、さとゆめで地域の人と触れ合うこと。全く異なる仕事に同時期に接することで、改めて自分のやりたいことが見つかったのでしょうか。

「70とか80代の高齢の方は、近い未来のことしか考えていなくて、逆に30とか40代の人になると、自分の子どもの未来を考えている人が多いです。

仕事を通してそういう生の声を聞いている中で、自分が何を考えてどうして行くべきか、というのは、さとゆめの仕事をしているととても考えさせられます。どういう人がいて、どういう見方をしてるというのは、実際に会わないとわからないですもんね。」

まずは、身近な人を幸せに

穏やかに、そして大らかな視点で語る長谷川さんに、これから挑戦したいことについてお聞きしました。

「これからの世の中、統計学上でも人口が減ってしまうのって回避できないですよね。仕方ないという反面、今までの生き方を変える仕掛けづくりができるのは面白いかなと思います。

さとゆめの仕事もそうですが、これまでこうだったからこう、というのではなく、これまでこうだったけどこれからはこうした方がいいんじゃないか、というような、今までの仕組みを変えて行く部分を作るのが面白くて。」

「僕には子どもが二人いるんですけど、すでに将来を悲観しているんです。大人の作った社会の中で、自分の将来の明るいところが見えない、と言っています。新しく作ればいいじゃん、と言っても、作る作らないも、大人が決めたルールの枠の中にあるから、自由とかよくわからない、と。

自分の子どもが社会に対してそう感じていて、世の中を悲観している状況になっているのはどうかなと思いました。

少なくとも、そういう世の中だけじゃないよ、変えていけるよ、というのを教えていきたいですね。子ども達が夢を持てるような、生きがいを感じられるような明るい未来をつくりたいです。」

あんまりおこがましいことは言えないから、小さいことでいいんです、僕。ちょっとした楽しいことがあればいい、と謙虚に話す、長谷川さん。

身近な人から幸せに。そんな大切なことを、長谷川さんのお話で改めて気づかされました。長谷川さんのこれからの活躍に目が離せません!

記事/さとゆめ編集部