こんにちは。さとゆめ編集部です。
「ふるさとの夢をかたちに」をテーマに、日本全国の地域で伴走型コンサルティングをしている株式会社さとゆめ。
今回ご登場いただくのは、日本初のBIO HOTEL®(※)・カミツレの宿「八寿恵荘」を立ち上げた株式会社SouGo代表取締役社長 北條裕子さんです。
先代社長である父・晴久さんから想いを受け継ぎ「父の築いたものを広げるのが私の役目」と語る北條さん。八寿恵荘リニューアルオープンの背景から今後の展望までをお聞かせいただきました。
※BIO HOTEL®とは・・・BIO HOTELS JAPAN認定のBIO HOTEL。
滞在するゲストの健康や自然環境に配慮する厳しい基準を規約とするビオホテル協会の認証を取得した宿泊施設。食事や飲み物、コスメ(シャンプー・石けん・スキンケア等)は、すべてBIO(オーガニック)。
タオル、ベットリネン類、さらには、施設の建材や内装材も可能な限り自然素材を使用し、再生可能エネルギーの積極的な活用を含め、CO2排出量削減にも厳格に取り組んでいる。
日本では、ヨーロッパのビオホテル協会の公認を受けたBIO HOTELS JAPANが認証している。
詳しくはこちら。http://biohotels.jp/about/
八寿恵荘入り口
「カミツレの里」から望む山々の風景。
設立60周年、歴史ある企業の新たなチャレンジ
長野県北安曇郡池田町(きたあづみぐんいけだまち)、北アルプスの山々に囲まれた高地「カミツレの里」に八寿恵荘がリニューアルオープンしたのは、2015年5月のこと。
元はSouGoの社員のためにつくられた保養施設だったといいます。
SouGoは、1949年に印刷事業からスタートし、1982年には国産カモミールを用いた入浴剤やスキンケアアイテムの「華密恋(カミツレン)」シリーズの販売を開始。
2019年で設立60周年を迎えます。
「入社当初、私は印刷の企画部門に従事していたんです。ほどなくしてスキンケア事業を任されることとなり、以来20数年間ずっとカミツレ研究所を世に広める仕事をしてきました。」
SouGoがスキンケア事業を始めたきっかけは、父・晴久さんがこう頭がんを患ったこと。
複数の病院からこう頭の切除を勧められながら、何か他の方法はないかと家族で模索していたそうです。
その過程で出会ったのが漢方であり植物のちからでした。
また、療養の際、漢方の先生に紹介されたハーブがジャーマンカモミールでした。
その生命力に魅了され、薬効に着目。
「幸い、父は切除することなく快方に向かいました。そして『植物のちからであらゆる方のお役に立ちたい』という想いから研究を進め、スキンケア事業をスタートしたんです」
カモミールが体にもたらす効果を目の当たりにした北條さんは、少しでも多くの方に広めたいと全国を飛び回るようになりました。
中でも、カモミールの抗炎症作用を実感する方は多く、アレルギーやアトピーなどの症状に悩む方からは大きな反響が。自然と、医療関係者や患者さんのネットワークと繋がりが生まれました。
そして、当時まだ社員向けの保養施設だった八寿恵荘は、医療関係者・患者さんたちにも貸し出されるように。
「特に印象的だったのは、元乳がん患者さんからの声。術後の療養に訪れてくださり、すごくよかったと喜んでくれて、うれしかった」
カモミールのちからを改めて実感した北條さんは、老朽化していた同施設のリニューアルに伴い、宿泊業の認可を取得し、訪れた方に元気になってもらう「ハーバルヘルスツーリズム」の施設に生まれ変わらせることにしたのです。
日本初のBIO HOTEL®八寿恵荘のこだわり
北條さんが目指したのは「アレルギーや花粉症に悩む方でも、安心して宿泊できる宿」。
「使用する木材はすべて国産のもの。建築用材などにも敏感に反応する方がいらっしゃるので、専門家に相談し徹底的にこだわりました。お布団などの備品にも、オーガニックコットン採用しています。」
食事は自社農園で採れた無農薬野菜を中心に厳選した食材を使用。
化学調味料や添加物は一切使用せずに調理をしているそうです。
また、ホテルで日々出るリネンなどの洗濯物も、すべてオーガニックの洗剤を使用しているという業者さんに依頼するという徹底ぶり。
「浴場では、華密恋の商品をふんだんにお使いいただけるので、女性のお客様には特に好評です。カミツレエキスには塩素中和の作用もあるので、浴槽のお湯も通常よりお肌に優しくなるんですよ。」
こうして2015年に装いも新たにオープンした八寿恵荘。
その徹底したこだわりはビオホテルジャパンの厳格な基準をもクリアし、日本初のビオホテルジャパン認証を取得しました。
「美しく、健康になる」新しい旅のあり方
「SouGoでは、父の代から変わらないテーマの一つに、”健康×長寿”を掲げています。
私は、女性として”健康×長寿+美しさ”の視点を加えたいんです」と北條さんは語ります。
八寿恵荘ではそのために、体への安心・安全さはもちろんのこと「心」もリフレッシュしてもらうことを重視し、ゲストのために様々なコンテンツを用意しています。
「長年、カミツレ研究所の事業に携わる中で、余計なものを蓄積しないこと、蓄積したらデトックスすることの大切さを感じてきました。食べ物や化粧品はもちろんですが、ストレスもそう。 八寿恵荘では、日々の暮らしで蓄積したいろんなものを排出して、リフレッシュしていってほしいと思ってます」
八寿恵荘では、訪れた人の心のリフレッシュを狙いとして、自ら割った薪を使ったかまどでの炊飯体験、ツリーハウスなど植物と触れ合える仕掛けなど、様々なコンテンツを用意しています。
「何をしている時に、自分のストレスが一番解消されるのか。そんなことも、八寿恵荘でのステイを通して知るきっかけになれば」と北條さんは語ります。
カミツレの里で収穫したカモミールを使ったハーブテントやアロマトリートメントなどは女性客に人気が高いといいます。
八寿恵荘を訪れたお客様からは「職場が変わったストレスからずっと体調が悪かった。帰ることにはすっかりリフレッシュできた」「心から安らぐ時間を過ごすことができた」といった感謝の声も多く、リピート率も高いそう。
お忍びで通う女優さんや、海外から八寿恵荘に宿泊するために来日する方も増えているそうですよ。
八寿恵荘では「健康経営×ハーバルツーリズム」のモニターツアーも実施中
八寿恵荘では、より多くの方にハーバルヘルスツーリズムを広めるべく、企業の担当者に向けたモニターツアーも開催しています。
「父・晴久の故郷でもあるここ長野県北安曇郡池田町に工場を建て、カミツレ畑を開いたのは40年ほど前のこと。当時の町長さんに『花とハーブの里』という名称をつけていただきました。これからももっとこの池田町と、ハーバルヘルスツーリズムを広げていきたい」
2019年3月には、第11回ヘルスツーリズム大賞奨励賞も受賞。ハーバルヘルスツーリズムの街として、その地位を確立しています。
モニターツアーではオプションで、ハーブティーやハーブを活用したクラフト体験も。
さとゆめでは、北條さんのお取り組みと想いに共感し、モニターツアーの企画・PRをお手伝いしています。
また、四季折々に違った表情を見せるカミツレの里をもっと楽しむための森林ツアーの企画にも協力させていただいています。
現在、2019年10月29日、30日に長野県池田町主催で行われる、ハーバルヘルスツーリズムのモニターツアー参加者を募集しています。
こだわり抜かれた空間と広大な自然の中で、新しい自分に出会える旅を楽しんでみませんか?
▼▼▼ 詳しくはこちらから ▼▼▼
2019年10月29日・30日(1泊2日)ハーバルヘルスツーリズムモニターツアー詳細
株式会社SouGo https://www.sougo-eco.co.jp/
長野県池田町「カミツレの里」にある癒しの宿 https://yasuesou.com/lib/?p=1784
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