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椎葉民俗芸能博物館は、その名の通り、椎葉村に伝わる民俗文化や神楽などの民俗芸能を保存、紹介する博物館です。
1997年(平成9年)に建てられたこの博物館は、椎葉村に古くから伝わる平家落人伝説で有名な「那須家住宅鶴富屋敷」の隣にあります。この場所を選んで建てられていることも、椎葉村の文化や伝説を知ってみたい気持ちがくすぐられますね。
建物は民俗文化に相応しく、古民家風の造りで、地上4階、地下1階で構成されています。館内にところ狭しと広がる、民俗文化・芸能の展示。その展示数の多さに圧倒されつつ、ディープな椎葉村へと足を踏み入れてみましょう。
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唯一無二の椎葉村の民俗文化
展示内容の主である椎葉村の民俗文化とは、儀礼、慣習に関するものが中心です。椎葉村の伝統芸能である「神楽」や「ひえつき節」のほか、「春の的射」、「秋の臼太鼓踊り」、「民謡」、「狩猟」、「焼畑」など、多くの伝統文化に触れることができます。また、椎葉村で語り継がれる平家落人伝説などを写真や民具、祭礼具といった展示品を通して紹介しています。
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さらに、椎葉村の民俗文化の紹介だけでなく、「臼太鼓踊」の展示など、九州地方やその他のアジア地域の民俗文化や芸能を幅広く取り上げているところも、椎葉民俗芸能博物館の魅力の一つ。
こうした展示内容となっている理由は、椎葉村の民俗芸能を日本の九州地方やその他アジアの民俗芸能と比較し、地域的・歴史的な検証を行い、その成果を特別展示という形で一般に公開することを目的としているからです。
大項目の解説文には英語・中国語・朝鮮語、また他全ての解説文には英語文を用意するなど、それぞれの文化を比較することができるよう配慮されています。そのため、開館以来、多くの訪日客が訪れているのだとか。他の地域や海外の方から見た椎葉村の文化とはどのようなものなのか、ディスカッションしてみても楽しめそうですね。
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椎葉民俗芸能博物館の見どころ
椎葉民族芸能博物館の見どころは、何と言っても500点を超える展示品にあります。展示品は、椎葉村の民俗芸能に利用される用具と、狩猟や農耕といった生業に利用される用具の大きく2種類に分けられています。
民俗芸能の用具
的射用具:神の的、弓、矢
臼太鼓用具:鳥毛、笠、衣装、太鼓
神楽用具:仮面、御幣、鈴、神楽文書
生業の用具
釜いり茶製造用具:茶坊主、茶摘み籠
焼畑用具:木下ろし用竿、稗ちぎり包丁
狩猟用具:火縄銃、罠、猟師の衣装
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多くの伝説を始め、民俗文化・芸能が残る、椎葉村。椎葉村のディープな魅力を知りたいなら、椎葉民俗芸能博物館は外せません!一巡すれば、あなたも”椎葉博士”になれるかも。ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
椎葉民俗芸能博物館について、詳しくはこちら
椎葉村観光協会HP:https://www.shiibakanko.jp/
記事/さとゆめ編集部