さとゆめ

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人と人との繋がりから、新しい未来を生み出す「さとゆめ 渡邉知」

人と人との繋がりから、新しい未来を生み出す「さとゆめ 渡邉知」

こんにちは。さとゆめ編集部です。

「ふるさとの夢をかたちに」をテーマに、日本全国の地域で伴走型コンサルティングをしている株式会社さとゆめ。

今回登場するのは、外部プロデューサーとしてさとゆめを支えている、渡邉知さんです。

渡邉さんのもうひとつの顔は、コミュニティを起点とした場づくりを事業にした株式会社ファイアープレイスの代表。川崎の屋上BBQ施設として話題になった「ロックヒルズガーデン」などの事業を手がけています。

そんな渡邉さんがさとゆめに出会ったきっかけとは? 渡邉さんの仕事のスタイルや人生観にも繋がる、さとゆめとの関わりと想いについてお話をお聞きしました。

人との出会いから始まった、さとゆめの仕事

大学卒業後、電通国際サービス(ISID)を経てリクルートに勤務していた渡邉さん。さとゆめの創業メンバーと知り合ったのは、渡邉さんの友人の紹介がきっかけでした。

「出会ったのは、まださとゆめが創業前の頃でした。嶋田さん(さとゆめ代表取締役社長)は環境系シンクタンクのプレック研究所に在職していて、浅原さん(さとゆめ長野支社長)は信濃町役場の職員でした。嶋田さんは、僕とはまったく違う経歴の方ですが、一緒にお酒を飲んだら意気投合して」

その後、さとゆめが創業。当時は友人として応援していたという渡邉さんですが、嶋田さんから「一緒にやろう」と声がかかり、外部プロデューサーとしてさとゆめに加わりました。

友人という繋がりから、チームの一員に。聞けば、渡邉さんは会社員の時代から人との繋がりで仕事を生み出してきたといいます。「僕の仕事って、人と人が繋がって生まれるという感じなんです」と語る渡邉さん。さとゆめではどんなお仕事をしているのでしょうか?

「さとゆめでも同じですね。『こういう人を探してるんだけど誰かいない?』と聞かれて人を紹介したり、人と人を繋ぐような役割です。『これって〇〇さんに紹介したら、面白い化学反応が起きるんじゃないか』とか、『この課題を解決するにはあの人を繋ごう』とか。

プロデューサーという肩書きですけど、“人を繋いでチームを作り、KPIを設計し、ゴールまで導いていく”というのが自分の仕事なのかなと思ってます」

熊本県上天草市での「和風だしプロジェクト」も、渡邉さんがさとゆめと地域を繋いだからこそ実現したプロジェクトの一つです。

詳しくはこちら

地域のみんなで作る、まち自慢の逸品「上天草市だし開発プロジェクト」

全国を回り、たくさんの人と繋がる

人との繋がりから仕事を生み出してきた渡邉さん。全国各地に広がる豊かな人間関係は、会社員時代に様々な土地を訪れ、そこでの人々とコミュニケーションを重ねた経験が土台にあります。

「商店街の会長さんや旅館の女将、地方自治体の職員などいろんな方と関わってきました。全国をあちこち回って、その経験からとても人間関係が豊かになったし、コミュニケーションの幅が広がったと思います。ずっと人と関わってきたので、“なるべくして今のこの仕事に行き着いた”という感覚がありますね」

渡邉さんが目指すのは、「全ての人がビジョンを介して人が有機的に繋がり合う社会の実現」。人と人を繋ぎ、新しい価値を生み出してきたからこそ、自然とそんなビジョンが見えてきたのでしょう。

様々なイベントへの登壇もされています

渡邉さんが仕事をするなかで心に留めていることは?と尋ねると、こんな答えが返ってきました。

“知り合う”と“繋がる”は違うということを意識しています。名刺を交換して知り合っても、それは“繋がる”とは違う。さとゆめの嶋田さんや浅原さんとチームになることができたのは、僕らが“繋がった”からじゃないかと思います。ただの知り合いだったら、たぶん声はかかっていないし、一緒にお仕事はできなかったんじゃないかと思う」

さとゆめのお仕事も、「知り合う」ではなく「繋がる」だったからこそ、生まれたということでしょうか。

“繋がり”とは、僕のなかでは共感と協働なんです。共感は心が動くこと。友人のやりたいことを聞いたときに応援したいと思うとか、『それいいね』と感じることです。協働は、一緒にやる、ということですね。さとゆめとの仕事も、まず人同士で繋がって、共感したからこそ一緒にやろうという、そういう気持ちで関わってきました」

人と繋がるためにもっとも大切なことは、“自己紹介”にあると渡邉さんは語ります。初めて会った人に自分を理解してもらうこと。それは会社員時代に、全国各地の人々と出会うなかで磨かれたスキルでした。

「繋がるために新しく人と出会う。そういうときって、自己紹介をしますよね。会社紹介でも、職種紹介でも、所属紹介でもない『自己紹介』では、自分が何をやりたいのかという“ビジョン”と、自分は何ができるのかという“ファンクション(役割)”が大切だと思っています」

渡邉さんはさらに「ビジョンがあった方が人生は楽しいし、自分の得意なものがなければチームに貢献できないですよね」と話します。代表を務めるファイアープレイスでも、メンバーやスタッフにそんなアドバイスをしているのだそう。ビジョンは、お仕事だけでなく、自分の人生を豊かにするためにも大切なことなのですね。

ファイアープレイスメンバー

人の繋がりが生まれる場所づくりを

渡邉さんに、これからやりたいことや目指していることをお聞きすると、「“人はどこで時間を過ごすのか”を、突きつめて考えたい」という答えが返ってきました。働き方や生き方が多様化し、個々が自分らしく生きる時代になりつつあることが、その背景にあるといいます。

「“出社しなくてもいいしどこに住んでもいい”そんな時代に、人はどこで時間を過ごすのか?――というのが、大きなテーマです。僕の考えでは、人は繋がりが生まれるところで時間を過ごすのではないかと。

“そこの場所に行くとあいつがいる”とか“あの場所に行くと心地よい繋がりがある”とか。キャンプ場でもバーでも食堂でもいいんです。自分の住んでいる町でもいい。隣に誰が住んでいるのかわからない、会話のない町よりも、一緒にお祭りに参加できる町の方が楽しいでしょう」

人が自由に生きる「個」の時代だからこそ、人との繋がりが大切になるということ。渡邉さんが携わる仕事には、そんな想いが込められているように感じます。

「ここで時間を過ごしたいと思えるような、繋がりの場を作りたいと思っています。否定されず、受容される。そんな居心地の良いポジティブな場所には人が自然に集まるし、人同士も繋がっていく。そういう繋がりが日々の生活の糧になったり、仕事になっていく。豊かな人間関係が人の幸せに繋がると確信しているので、そこはいくつになっても突きつめていきたいですね」

渡邉さんのひとつひとつの言葉から、人への温かい想いが溢れてくるようでした。渡邉さんの繋ぐ「人」と「人」が、さとゆめや様々な場で、これからの社会を変革する新しい生き方や仕事、暮らしのカタチを生み出しているのですね。

株式会社ファイアープレイスHP:http://fireplace.co.jp/

記事/さとゆめ編集部