さとゆめ

ふるさとの夢と想いを届けるウェブマガジン

世界と日本のふるさとの架け橋に「さとゆめ カラヤ ガムクム」

世界と日本のふるさとの架け橋に「さとゆめ カラヤ ガムクム」

こんにちは、さとゆめ編集部です。

「ふるさとの夢をかたちに」をテーマに、日本全国の地域で伴走型コンサルティングをしている株式会社さとゆめ。

今回は、千葉県や長野県信濃町、宮崎県椎葉村など、日本の様々なふるさとと世界を繋ぐお手伝いをしている、タイ出身のカラヤさんにお話をお聞きしました。

日本で料理の技術を学び、母国タイでレストランを開業。その後ロサンゼルスやカナダなど世界中で暮らしながら、さとゆめのプロジェクトに参加しているカラヤさん。さとゆめのプロジェクトに携わるきっかけや日本のふるさとへの想いをお話いただきました。

日本とタイ、世界を結ぶ

カラヤさんとさとゆめの出会いは、約3年前。さとゆめが千葉県観光物産協会の業務でタイでの千葉県産品のプロモーションを企画している時でした。

「最初の出会いは、タイのバンコクです。さとゆめがこれからタイでプロモーションをやるための通訳を探していた時に、友達からタイ語も日本語もできる人を探していると紹介されました。カラヤならばっちりだよ、と半分ジョークみたいに言われたんですけどね。

日本語が話せるだけでなく、日本で料理の修行をしていたこともあり、千葉の食材を使った料理教室をタイで開催することになりました。」

タイでの料理教室。千葉産のいちごをご紹介しました。

日本に留学し辻調理師学校で学んだカラヤさんは、その後イタリアンや居酒屋など様々なお店で料理の修行を積みました。それからタイに戻り、自身のレストランをオープン。お店を構えた10年間で出会ったお客様たちには、さとゆめのタイでのプロモーション事業でも助けられているのだとか。

「今は、Adventurelink という、世界160カ国35,000の体験メニューを扱う世界最大の自然・文化体験型観光プラットフォームのPR・マーケティングマネージャーを務めています。さとゆめにはプロジェクトベースで参加しています。」

現在は、カナダにお住いのカラヤさん。ホームはどの国?って聞かれるとわからないんです、とおおらかに笑いながらお話いただきました。世界中を飛び回っている彼女ならでの言葉ですね。

プロジェクトを通してさらに日本の魅力を伝えていく

カラヤさんがさとゆめに携わるようになって、現在4年目。

千葉の特産品のタイでのプロモーションに始まり、今では日本の様々な地域のプロジェクトに携わっています。

日本各地で特産品を使った料理教室も開催しています。

「最近では、長野県信濃町など日本の魅力ある地域を海外の方にもっと知ってもらおうというツアーなど、様々なツアープログラムの開発も進めています。いろんな国々の旅行会社の方を呼んで、実際に体験プログラムを楽しんでいただいたりと、実践的な開発に取り組んでいます。」

年々訪日外国人が増えている今、東京や大阪など有名な都市だけでなく、地方への注目も高まりつつあります。さとゆめでは、カラヤさんの観光の知見を活かしたサポートの元、日本の隠れた魅力を発信し続けています。

料理人として、一人の人として見つめる日本のふるさと

初めてさとゆめの仕事に携わった時は、何をやっている会社なんだろう?って思いました。とあっけらかんと話すカラヤさんも、一緒にプロジェクトを進めていく中で嶋田さんを始めとしたさとゆめの想いを改めて感じるようになったのだとか。

「日本のふるさとのものを海外で紹介する、というのはとても素晴らしいことだと思います。そして、すごいなと思いました。私も日本の小さな村に行って一緒にお仕事をしている中で、心から応援してあげたいと感じました。

料理人としても、こういうことをやりたいと思いました。

地域の農家さんは本当に作物を一生懸命大切に育てていて、すごいなと思って。そういったものを、いいものですよ、って胸をはってご紹介したい。これからも協力していきたいなと思います。」

いつかはまたレストランをやりたい、と話すカラヤさん。その時には、さとゆめの仕事でタイでプロモーションした千葉の食材など、日本のふるさとの材料で料理をしたいんです、と楽しそうにお話いただきました。

何事も楽しんで取り組むカラヤさんの姿勢と溢れる笑顔が、きっとタイや日本の地域の人たちを始めとした、関わってきた全ての人たちを幸せにしてきたのではないでしょうか。

日本のふるさとと世界を繋ぐ、架け橋に。これからのますますの活躍が楽しみです。

記事/さとゆめ編集部