さとゆめで人事を少しだけ担当している村上です。
前回は、都市部でよく話に上がる、「地域にはいい仕事がない説」の背景を書きました。
今回は、主に「地域にはいい仕事がないように見える理由」について書いていきます。
■「地方創生」の仕事はあまり求人化していない
さとゆめの人材要件図を再度確認しながら話を進めます。
前回、「地域には仕事化(≒求人化)していないニーズが山盛りある」と書きました。
この点についてもう少し掘り下げます。
仕事を探す時、多くの人は「求人」を検索するのではないかと思います。
新卒の「就活」でも、転職活動でも、まず求人がありそうなサイトに登録をして探す人が殆どだと思います。
ここが「地方創生(地域)の仕事が無いように見える」のポイントです。
前回、
・地域に課題やニーズは山盛りあるが、それがわかりやすい形で仕事になっていない」
・「担い手が不足している」または「(初動の)お金がない」ことが多い。何が課題なのかが明確になっていないことも多々ある
と書きました。
■地域には仕事化(≒求人化)していないニーズが山盛りある
要件Aが必須なのは、「地域に課題やニーズは山盛りあるが、それがわかりやすい形で仕事になっていない」ことが最大の理由だと私は理解しています。現場には多様な事例がありますが、ざっくり言うと、やりたいことや、やったほうがいいことが明確にあるものの「その担い手が不足している」または「(初動の)お金がない」ことが多い。何が課題なのかが明確になっていないことも多々あります。
「担い手が不足している」のに「求人がない(ように見える)」のはどういうことでしょうか?
答えとして、今求人になっている仕事は、
・(多くの場合)その組織の課題が「人が足りないこと」であることが明確になっている
・求人を求人サイトに掲載する予算がある
■仕事の入り口には大きく2種類ある
新卒就活や転職のエージェントに候補者を紹介してもらったり、某リ○ナビやマ○ナビ等の求人サイトに求人を掲載するには大抵の場合お金が要ります。
しかもその費用の相場は中小零細企業にはやや大きい額です。
そんなお金を払って求人を掲載するのは「絶対に採りたい」ことが決まっていて「絶対に失敗したくない」時のみです。
地域の仕事では
・人が必要なことはわかっているけれど求人を出す予算はない
・そもそも人が必要かどうかが明確になっていない
このいずれか、または2つが混在したニーズが山盛りあります。
決して「仕事がない」わけではなく「仕事は山盛りあるけど可視化されていない」のです。
■どのように地域の仕事を見つけていくか
可視化されていない地域の仕事の見つけ方をどう見つけるのか。
方法は多々ありますが、その前に以下の前提の理解が必要です。
・「地方創生」という業界は存在しない
・1社だけで都会の会社の年収や条件を維持するのは相当難易度が高い
次回、上の2点を踏まえつつ、もう少し掘り下げます。
….という話をしながらではありますが、現在弊社ではコンサルタントの採用を行っています(締切:12月3日)。
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