はじめに
本当に残念ですが、前回ご案内した地方創生カレッジ合宿研修は、コロナウィルスの感染拡大をうけて中止となりました。
極寒の北軽井沢で暖かい火を囲みながら地域の活性化について皆さんと語り合いたいと意気込んでいたのですが、それも果たせなくなりました。
そのため「次回第3話からは、いよいよ具体的な地方創生の話をとりあげていきます」と書きましたが、あと1回だけお待ちいただけますでしょうか。
合宿での皆さんとの議論をふまえて次の記事を書くつもりでおりましたので。
私自身、もう少し自分の頭の中を整理する必要があります。
SDGsの意味
最近、スーツの胸に丸いレインボーバッチをつけている人を見かけませんか。あれ、SDGsの公式バッジですよね。
SDGsとは、Sustainable Development Goalsの頭文字+複数形のsで、日本では「持続可能な開発目標」と訳されます。
今から10年後の2030年を達成期限として193カ国が合意した、17のゴールと169のターゲットからなるわたしたち人類の「持続可能な発展のための道標(みちしるべ)」なのです。
でもなぜ2030年なのか。
それはこれから10年の私たちの行動が、不可逆的なディストピア(ユートピアの反対)にいたる道を選ぶのか、あるいは持続可能な社会へとあゆむ道を選ぶのかを決定づけるからです
SDGs×地方創生
ちかごろ上の図のようなSDGsのゴールを象徴する17のカラフルなアイコンのいくつかが、さまざまな記事にペタペタ貼ってあるのを目にするようになってきましたよね。
でもほんとうになすべきことは課題を「分類する」ことじゃない。
17のゴールないしは課題が複雑にからみあっていることをしっかり認識したうえで、最初にとりつくべきレバレッジ・ポイントをみつけることです。
それらを可視化してくれるのがSDGs×地方創生という視点であると私は思います。
なぜならこの日本の足元からglobalに、ひとことでいえば”glocal”に考えることが今こそ必要だからです。
あらためて地方創生
たしかに世界経済の持続的な発展に都市は欠かせません。
しかし今回のコロナウィルスのアウトブレイクが教えてくれたように、過度の人口集中は予想を超えた危険性を孕みます。
都市と地域、集中と分散の適度なバランスこそ、人類の生存にとって必要なことではないか。
そんなことを考えさせられる今日この頃です。
・・・次回に続く・・・
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